期中でもOKRは変更する。目標のむきなおり
こんにちわ。従業員体験( EX )の向上がミッションのエンジニアリング統括室に所属しているてぃーびーです。
クラスメソッドでは今年度の10月からOKRの全社導入を開始しています。
今回エンジニアリング統括室で、OKRの変更を実施したので、事例としてまとめることにしました。
OKRの変更有無
OKRの目標は固定的なものではなく、必要に応じて最適な内容に変更することが認められています。
例えば、変更理由の例として
- ゴールが高すぎる場合
- ゴールが低すぎる場合
- ゴールが誤っていた場合
- 事業の方針が変更になる場合
- ワクワクが足りない場合
などが考えられます。
今回の対応
新卒研修に関する目標を変更しました。
新卒研修の準備は1月から開始することもあり、10月時点で一度仮で目標を定めたものの、改めて研修準備を開始した結果、取り組みに対する理解が深まり、目標の変更が必要と判断しました。
変更前
Objective
クラスメソッドのITエンジニアにとって共通の知識、スキルを定め、それを習得可能にする
Key Results1
新卒研修のコースごとのアンケートで、すべての研修コースにおいて理解度が3の参加者が50%をこえる
Key Results2
新卒研修における4つの要素(不明点解消, 楽しむ, 情報発信)の体験のアンケートスコアがすべて3の参加者が 50% 以上になる
変更後
Objective
2023年度の新卒社員が「価値を生み出すソフトスキル・ハードスキル」を実践を通して身につけている
※エンジニアリング統括室が担当しているのは「開発研修」の取りまとめです。そのため、ソフトスキル・ハードスキルが対象になっていますが、全社の人事が別途担当している開発に限定しない研修の中では文化に関する研修もあり、研修全体の目標としては別途文化の要素も含まれます。
Key Results1
新卒研修のコースごとのアンケートで、すべての研修コースにおいて「関心・取り組みがい・理解・満足」のスコアが平均で4以上の参加者が100%になっている ※アンケートは5段階
Key Results2
新卒研修における4つの要素(不明点解消, 楽しむ, 情報発信)の体験のアンケートスコアがすべて3の参加者が100%になっている。 ※アンケートは3段階
変更点
- KR1 - 理解度のみを対象としていたが、「関心・取り組みがい・理解・満足」を対象にするように変更
- 研修設計に関わるインプットをした結果、研修の効果測定に関する理解が深まり理解度だけではなく、複数の要素で質を確認することにした
- KR2 - 「不明点解消, 楽しむ, 情報発信」を対象としていたが、3つに加えて「価値」を対象に追加
- 研修コンテンツの検討を進める中で、単にスキルを身につけるだけではなく、仕事としての事業価値とのつながりを理解できるような研修を増やそう、という方向性が加わり「価値」を追加することになりました
- 双方 - 到達ラインをよりストレッチに変更
- 進行する中で、取り組みへの理解度が上がり、より高いゴールを目指せる自信が高まってきたためゴールラインを高めた
まとめ
期中のOKR目標変更についてまとめました。
今回のケースはあとで変更する前提で仮置していた目標でしたが、仮置ではなく本設定時も目的に応じて変更することもあるでしょう。
目標に問題があるのなら、目標が形骸化しているのなら、適切な目標に変えていきましょう。